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1.スマホアプリのテストにおいて、品質・コストが安定しない
スマートフォン向けのアプリケーション開発の現場では、継続的なサービス提供のためサイクルが短いことは少なくありません。タイトなサイクルの中で、開発で少しでもトラブルがあるとスケジュールが後ろ倒しになり十分なテストの期間を確保することができず、テストの品質が確保できないというのはよくあるパターンです。
テストを実施するエンジニアもスケジュールが押してきたからといって確保できるとは限らず、スケジュール通りに実施できずにコストがかさむ結果となるケースもみられます。
短い間でテストを実施する場合には、外部からエンジニアを呼んできて人員の補充をすることもありますが、新たなメンバーがスマホアプリ開発の経験がなく、期待した成果につながらないというシーンもたびたび見受けられます。せっかく人員を投入しても肝心のテストの品質やコストが安定しないという悩みは、テストの責任者や管理者がよく頭を悩ますポイントです。
2.テスト手順の確立と共有ができていないため、エンジニアのスキル差が生じる
スマホアプリのテストにおいて品質とコストが不安定になる大きな要因には、手順をテスト実施者が把握しきれていないことが挙げられるでしょう。
「タイトなリリーススケジュールを守ることが優先で、テストの手順がドキュメント化できていない」「テストをこなすことに手いっぱいで、高品質なテストを実施してもノウハウが形として残らない」
これらは、スマホアプリ開発の現場で度々みられる課題です。
この課題の根本にあるのは、テスト手順が確立されていない、共有できていないことにあります。手順があやふやだと、テストの品質とコストはエンジニアのスキル任せになってしまいます。高いアプリ品質を確保できたテスト手順の詳細やノウハウが形として残っていれば、どんなエンジニアが実施しても高品質なテストを実現できるでしょう。しかしながら、テストの手順をまとめて資料化、共有するためには、そのためのコストとリソースが必要になる・・・と、堂々巡りの課題でもあります。
そのような悩みを解消するため、テストの現場でRemote testKitを導入したA氏。多様な機能の中でも操作履歴録画機能をよく活用されているようです。
「私の所属する企業ではWebサービスを提供しており、アジャイルで継続的にバージョンアップしてスマホアプリのリリースを続けています。私はこのプロジェクトのテストの責任者を担当していますが、サービスとアプリケーションの拡大に伴い今後のメンバー追加を予定している状況です。しかしながら、上司から打診された新しいメンバーはあまりスマホアプリ開発の経験がないとのことで、テストの品質が担保できるか悩ましく感じています。」(A氏)
3.Remote TestKitの操作履歴録画機能でテストの手順を確立!
「Remote TestKitを利用して、テスト品質を安定させるために大いに役立ったのが、「操作履歴録画機能」です。操作履歴録画機能では、テスト時のスマートフォンの操作画面、操作手順をhtml形式で記録し、共有することができます。テストに向けた環境設定も手順として残すことができるので大変役立っています」(A氏)
Remote TestKit(ソフトウェア版)にて端末をレンタル後、「記録」タブ>「操作履歴」よりご利用いただけます
端末起動後、行った操作を動画で確認することが可能です
「この記録はテスト手順のマニュアルを代替する、テスト手順を明確化するツールとして活用しています。新たなメンバーにも録画履歴機能で簡単に手順を共有することができ、テストの品質担保に大きく貢献しています。テストの記録ですので、テスト実施に伴ってできあがることも大きなメリットです。ドキュメント化のためのコストとリソースを大幅に削減することができましたね。」(A氏)
4.Remote TestKitの便利な機能でテストの品質・コストのブレをなくす
開発担当者からテスト担当者への連携の際にも、操作履歴録画機能で作成したドキュメントは有用です。操作に対してメモも残せるため、アジャイルで作業時間が限られた開発担当者も、作業をしながらドキュメントを作成できるメリットがあります。もちろん、すべての操作履歴を画像ファイルとして取得しており保存も可能なので、テストの証跡(エビデンス)としても利用できます。
Remote TestKitは操作履歴録画機能の他にも、スマホアプリのテストに役立つ機能や環境を揃えており、スムーズなテストの実施に役立つサービスとして評価をいただいています。
皆様の日々の作業効率化を図り、品質・コストの安定に貢献いたします。